「離婚してもいいですか?翔子の場合」のあらすじ感想【Kindle Unlimited】

アマゾンのKindle Unlimitedから、離婚を考えた女性について描かれた漫画「離婚してもいいですか?翔子の場合」を読みました。

 

シンプルな絵とストーリーですが、内容は深くとても面白かったです。 

 

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さいしょに

今日紹介する漫画は、専業主婦の女性が離婚を考えるという話で、かなり一方的に女性の言い分ばかりが描いてあり、男性にとってはとても不公平な話です。

 

でも、私は女性ですし、どうしても女性の話に共感してしまうんですね。話の中では主人公の女性は2人の小さいコブ付きといういわゆる立場的に弱者ですし。

 

私自身専業主婦ということで(しかも子育てもしていないという)、翔子さんが言われてることは私にも刺さると言うか耳が痛いというか、私的には小さい子供の世話もしないで専業主婦って昼間なにしてるの?って聞かれたら、遊んでる、としか答えられないので、私の感想は全て過去の経験と現在の自分の立場を棚に上げて発言しています。(ドヤッ)

 

 

離婚してもいいですか?翔子の場合

あらすじ

幼い頃から控えめなあまり、自分に自信を持てないでいる主婦、翔子。

 

いつのまにか、夫の顔色を伺いながら生活するようになってしまった…。離婚したいと思わない日は一日としてないけれど貯金も仕事もない身で2人の子どもを育てる自信はなく、ぼんやりとした日々をすごすばかり。

 

そんなある日、現状を招いたのは幼いころの自分に原因があるのがわかり、少しずつ、前を向いて歩き出せるようになるのだが…?

引用:離婚してもいいですか?|野原広子|コミックエッセイ劇場

 

感想

翔子さんは小さい子供を2人育てている専業主婦なんですね。毎日家事と育児に追われていっぱいいいっぱい。

 

これって、やった人にしかわからないんですけど、小さい子供の面倒見てると1日があっと今にすぎるんですよ。信じられないくらいに他になんにもできないんです。

 

こんなに何にもできないわけないじゃん!

 

っていうのは自分でも思うからとっても葛藤があるわけです。小さな子供の育児は。でも、自分でもそう思ってるわけですから、他人から見たらもっとそう思いますよね。

 

いるんですよ。同じ女性でも悪気無くこんなこと言う人。

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なんだツミは。じゃあやってみろ。ツミは働いてる間は子供よそに預けてるんでしょ?!その間に虚しい子供の世話を24時間365日休み無くやってみろ!と、鼻フックの一つでもかましてやりたい気持ちになりますね。

 

子育て主婦って何してるの?って疑問に思っても、安易にジャッジしてはいけませんよ。しかしこの漫画に出てくる翔子さんの旦那さんはやらかすんですね。今からコマ貼りますけど、女性の皆さん怒らないで見てくださいね。

 

夫のやらかしその1:俺も昼寝したい発言

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夫のやらかしその2:おかずこれだけ発言

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夫のやらかしその3:俺働いてる発言

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ああ、皆さんの怒りのゲージがじわじわと上がってくるのが見えるようです。分かりますよ。しかし冒頭にも書きましたが、私は本当に昼間遊んでるので、もし自分の夫に上記のような発言をされたら、ヘラヘラと「へへっ、サーセン」って言うしかないですがw。

 

その点翔子さんはいつもニコニコ。夫に言い返すことはせずに毎日頑張ってしまいます。

 

そのあげく、翔子さんは夫を嫌いになります。顔は笑ってますけど。逆にこういう女は怖いんですよ。

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そしてさらに大嫌いになります。これたぶんもう笑ってないですね。たぶん彼女今ザブングルみたいな顔してます。

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確かにね。働いてるご主人だって毎日大変ですよ。主婦にはわからない辛さがたくさんあります。でも、主婦の奥さんから

「あんたは毎日育児しなくていいよね。」

「私もあんたみたいに外でランチ食べたり飲みに行ったりしたいわ」

「え、お給料これだけ?」

なんて発言を繰り返されたらきっと奥さんを大嫌いになりますよね。そこはお互い言いっこなしでいたわり合わないと修羅場ですよ。

 

でも、この翔子さんにも問題はあるんですよ。ご主人の言い分を見てみましょう。

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これは完全にコミュニケーションの欠如が原因ですね。嫌だと思うことは相手に言葉で伝えなきゃわかんないんですよ。こういう事言われるとすごく傷つくからやめてほしいと。(そんなことも言わなきゃわかんねえのかよ)と思わないで、言ったほうがいいんですねー。

 

でも、翔子さんにも言えない理由がありました。

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そうなんですよ。やっぱり稼いでる人には言えないもんなんですよね〜。でも私、稼いでないし、養ってもらってるし、何言われても我慢しないと。。。って卑屈になっていっちゃうんですね。

 

ザッツ悪循環!

 

翔子さんは我慢を重ねていくうちに、心が疲れてしまって心療内科に通うんですが、そこで以外な事実が判明します。

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そう、言いたいことを言わずに我慢を続けてしまう原因が実は翔子さんの育った家庭環境にあったんです。自分の人生がうまく行かないときって、だいたい原因たどると幼少期の家庭環境に原因がありますよね。

 

まずはそこに気がついて、幼い自分を納得させないと心は前には進めないんです。翔子さん心療内科でのカウンセリングでその事に気が付き、少しずつ前に進み始めました。

 

そして、離婚を目指して自立を決意します。

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やっぱり大事ですよ自立!西原理恵子先生も口を酸っぱくしていってるけど、女性は絶対に経済的自立が必要なんですね。子供ができた時に、経済的な弱者になって逃げられない状況にはなっていけない!と彼女は女の子達に叫び続けています。

 

▽この本にそんな話がぎゅっと詰まってます。

 

 翔子さんも経済的な自立が不安で、夫に暴言を吐かれても、モラハラを受けてもじっと我慢の日々。しまいには不倫(疑惑)されてもじっと我慢。

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この辺が、アメリカの人たちは基本全員夫婦共働きですからね。離婚までが素早いですよ。自分も働いて養育費もらって、愛の消えた相手とはとっととおさらば。それはそれでどうかと思うこともありますけど。

 

さて、翔子さんは自分のため、子供たちのために立ち上がり、変わり始めます。その時モラハラ夫はどうするのか、気になりますね〜。最後はすったもんだの数年後、子供の立場からの物語が描かれますが、それがすごーく心に刺さりました。胸がぎゅっとなります。

 

離婚の話を描いた漫画ですが、逆に、「こういうことをするから関係がこじれるんだわ!」という反面教師的な視点で夫婦円満のヒントを得ることもできます。 

 

Amazon Kindle Unlimitedについて

「離婚してもいいですか?翔子の場合」はAmazon Kindle Unlimitedで無料で読むことができます。kindleで購入すると972円です。

 

Amazon Kindle Unlimitedは月額980円で小説、ビジネス本、実用書、コミック、雑誌、洋書など幅広いジャンルから好きなだけ対象の本を読むことができます。

 

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